こいつだけは理事の権限で(玉の輔、一応理事です)秋まで二ツ目にしたくなかったんだけどねぇ~(笑)。
ある師匠が「八月◯日なんだけど仕事頼める?」と尋ねると、この前座がこう答えた。
「すいません、たぶん八月だともう二ツ目になってるかと…」自分で昇進時期を決めるな!!どうです、こんなヤツ二ツ目にしたくないでしょ?
わたしとの間にも以前こんなやり取りが。
「こないだ辞めた◯◯って、楽屋入りしてからずいぶん経つよな?」
「ええ、ちょうど前座の折り返し地点かと…」
お前は理事かっ!!
ひしもち改め桃月庵白浪くん、
白酒さんのお弟子さんの手ぬぐいを紹介いたします。
だいたいさぁ、白浪って『白浪五人男』から取ったんでしょ?
柄じゃない。何で白浪なのよ?
「大師匠が雲助なので悪党繋がりであるというのがひとつ、師匠白酒の生まれである鹿児島に『白波』というお酒があるのでこの名前になりました。馬石師匠も二ツ目時代に白浪という名前を考えていたそうです」
そりゃ、馬石さんは色男だからいいけど、あなたはマッチ棒の軸みたいな顔してるんだよ。盗賊に入られる側だよ(笑)。どうやら当人は二の線のつもりみたいね。
でも、手ぬぐいはさすが橘右之吉師匠デザインだけあってカッコいい!
荒波に浮かぶ傘、名前はめくりになってます。
「海の波のイメージをお伝えして、あとは右之吉師匠にお任せしました。傘を三つにするか一つにするか悩みましたが、サインをするスペースを考慮してこのデザインになりました」
さすが二の線、サインのことまで考えてます(笑)。
白酒さんと甚語楼さんの会の前座での話。受付でプログラムを配り忘れ、開口一番の時に客席に下りてプログラムを慌てて配ったためマイクのスイッチを入れ忘れ、高座後マイクの件で謝罪をすることでいっぱいいっぱいで出囃子のCDを切り忘れる、というしくじりをひとつの会でやってのけた彼のことを『落語界のトリプルスリー』と呼んであげてください。
この五月下席から昇進披露はじまってます!白浪くんを一目観に行ってくださいませ。…笑うよ!
落語じゃなくて、顔ね(笑)。
「知らざぁ言って聞かせやしょう」
気取って言ってもらいやしょう!